群馬大学バイク部とホンダが「モーターサイクルカレッジ」を開催!
群馬大学バイク部主催の「モーターサイクルカレッジ」とは?
9月22日(木・祭)、群馬大学の桐生キャンパス内で群馬大学バイク部主催による「群馬大学モーターサイクルカレッジ」が開催された。ホンダが共催することで技術開発やモノづくりの喜びを学生に伝えると共に安全運転スキルの向上を目指した内容となった。ホンダが関わる「モーターサイクルカレッジ」は4月に開催された東洋大学に続き本年2回目の開催だ。
本田技術研究所の林上席研究員による貴重な講義!
教室内で行われたパネルディスカッションでは、まず本田技術研究所二輪R&Dセンターの林上席研究員による講義が行われた。自身が携わってきたエンジン設計や電子デバイスなどメカトロニクスに関わる専門的な話のほか、四輪も踏まえた世界市場と国内市場の現状、将来エネルギー、自動運転と二輪車の楽しさ、さらには研究所での基礎研究と量産までの流れが説明された。
特に研究開発システムにおける新技術開発を担う研究部門と商品化に向けた開発を担う開発部門の役割、評価対象の違いといった実務に関わる話の数々は技術者を目指す学生にとって貴重な知識となったはずだ。
続いて行われた討論会には、林上席研究員、理工学部の石間教授、バイク部の荻原部長と古舘副部長の4名が参加。特に二輪車の自動運転に関する質問には、林上席研究員から「交差点のような場所でジャイロによる停止後の自立は難しくない。だけど、そのあと発信しながら曲がっていくようなことが難しい。時間も開発費もかかるだろう」との見解が説明された。
キャンパスでデモ走行や試乗会など様々なイベントを実施!
昼食後は舞台を外に移し、トライアル全日本チャンピオンの小川友幸選手によるデモ走行、ライディングスクール、最新車両の展示・試乗など盛りだくさんの内容が続いた。RC213V-Sはまたがってのエンジン始動も行なえ、ホンダ関係者の学生へのサービス精神が垣間見えた。時折、雨に見舞われたが参加した学生らの表情が終始明るかったのが印象的だった。
●小川選手によるデモ走行
●体験試乗会の様子
モーターサイクルカレッジは、学生とメーカーをつなぐ実に意義深いイベントだ。キミの学校でも開催できるかも! ぜひmobiにも開催の要望を届けてほしい!
イベント名:群馬大学モーターサイクルカレッジ
開催時期:2016年9月22日(木・祭)
※コンテストへのエントリーは事前申し込み制なので注意
開催場所:群馬大学 桐生キャンパス内講堂及び特設会場
入場料金:無料・出入り自由
URL:HondaTVの二輪チャンネルは下記URL
http://www.honda.co.jp/hondatv/2016/ch-motor1021/